食療法を容易に実行するコツ

食塩は重点的に使う

 

食塩を、数多くの料理に配分して使うとすれば、どの料理も塩味のうすいものばかりになってしまいます。また、食塩の制限は、調味料としての食塩だけでなく、みそ、しょうゆ、ソース、マヨネーズ、ケチャップなどにふくまれている塩分についても制限が適用されるのですから、ある料理にしょうゆをたっぷり使かって煮込んだり、ケチャップをかけすぎたりすれば、ほかの料理を無塩食としなければならないようなことも起きてきます。

 

これらのことを頭において、どの料理にどれだけの塩分を使って味をつけ、どの料理は塩味がなくてもたべられるように工夫すればよいかを考えて食事をつくれば、範囲内で調達することはそれほどむずかしいことではありません。

 

たとえば、魚は煮るより焼いてから食塩れをふりかけてたべるほうが塩味を強く感じ、野菜や果物には塩を使わないで砂糖で煮るとか、酢のものにするとかいう方法も考えられます。

 

 

 

料理の温度に神経を使う

 

料理の味は、温度によって大きく左右されるものもあります。
一般に、スープ類は熱く、サラダ類は冷たいのがおいしくたべられます。
食事療法では、味つけが単調にたりがちですから、その料理に適した温度でたべるようにすれば、いくらでも食欲がすすみます。

 

また、温かければ香りが強く、冷めると香りをうしなうものもありますが、香りは食欲と関係があることを考えて、香りを利用することも大切な心得の一つです。

 

 

 

香辛料や酸味の利用

 

調味料のなかには、塩分をふくまないか、または塩分のすくないものがあります。
食療法の単調になりがちな味つけを、これら食塩をふくまない調味料を多く利用することにょって、バラエティにとんだ味の料理にすることもできます。

 

その一つは、食塩に代えて、酸味を利用する方法です。
食酢はもとより、レモソ、ゆずなどのしぼり汁や、りんご、トマトなどの酸味を利用します。
一般に酢をつかう料理には、少量の食塩を加えますが、食療法の場合には塩を加えないで、砂糖、みりん、化学調味料などを加えて変化をもたせます。

 

酢をつかった料理を好まない人もいますが、これはその人にとって酢が濃いからです。
酢のきらいな人でも、にぎり寿司はたべます。
酢の味をうすくし、砂糖で甘味をつけて使えば、調味料としての利用範囲もひろくなります。
塩漬やしょうゆ漬のかわりに、大根やかぶなどを酢液にしておくと、塩分がなくてもおいしい漬物ができます。

 

香辛料は、食欲増進剤としてのはたらきをします。
料理の味の単調は、ともすれば食欲不振におちいらせがちですから、そのようなばあいには、香辛料を使うことも考えられます。

 

香辛料として一般に用いられているものには、唐がらし、わさび、しょうが、はっか、ビター、カレーなどかがありますが、香りの強いみょうが、しその実、さんしょうの葉、パセリ、みつば、らっきょうなども、料理の色彩をゆたかにし、香りをつけるのに役立ちます。

 

 

 

生鮮食品を多く利用する

 

加工食品は、生鮮食品にくらべて、一般に塩分を多くふくんでいますので、献立には、なるべく生鮮食品を多く利用するほうが、便利です。

 

加工食品をさけて生鮮食品を材料に用い、これか塩で味つけをするというようにすれば、塩味のきいた料理をたべることができます。

 

 

 

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