健康を保つのに必要な栄養素

人間や動物は、活動しながら生活していますが、生活にともなって、からだの成分を消耗します。
消耗した成分は、これを補わなければ、活動し、生活をつづけることができなくなります。

 

生物体は、数多くの細胞の集合体としての組織で構成されていますが、これは化学元素が材料となっていますから、生活活動によってからだの成分を消耗するということは、組織の材料となっている化学元素がうしなわれることにほかなりません。
したがって、その補給もまた、うしなわれた成分を補給することを意味します。

 

この場合、外界から新たに補給する材料を利用して、消耗した体の成分を補い、生命を維持していく現象を、栄養といい、そのために役立
つ物質(化学元素)を、栄養素といいます。

 

この栄養素をふくんでいて、食べる目的に適した物質を食品といい、食品を加工、調理してた食べられる状態にしたものを、食物といっています。

 

生物怖が生存していくためには、酸素や水と共に、食物(栄養素)が必要です。
食物をとらないでいると、健康が害され、最終的には生命がうしなわれます。

 

 

栄養素の種類

人間のからだを構成している化学元素は、いろいろな物質がありますが、これらの物質のうち、栄養に必要な物質、すなわち栄養素として知られているものは、タンパク質、糖質、脂肪、ミネラル、ビタミン類があり、このうちタンパク質、糖質、脂肪は、直接からだをつくり、活動力を生みだす重要な物質とされ、三大栄養素とよんでいます。
そして、ミネラルやビタミンをもふくめて、これらの栄養索が不足したり、調和がうしなわれたりしますと、健康が害されます。

 

これらの各栄養素の性質や、からだに対してどんなはたらきをするかについてみてみます。

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栄養素の性質と作用記事一覧

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