タンパク質

タンパク質は、生物にとって欠かすことのできない大切な物質で、窒素、炭素、水素、酸素、硫黄、あるいは燐などの化学物質からできているアミノ酸が基本となっていて、窒素がいつも一定の割合でふくまれています。
このアミノ酸は、約20種類あり、その種類のちがうアミノ酸がどのような割合で結合するかによって、タンパク質もいろいろちがった種類ができあがります。
たとえば、動物性タンパク質と、植物性タンパク質とは、アミノ酸の種類の比率がちがっているわけです。

 

このようなタンパク質は、わたくしたちの体の血液、筋肉、皮膚および爪、骨などの主要成分となっています。
そして、これらのからだを構成している血液、筋肉、皮膚、爪、骨なども、それぞれに新陳代謝をいとなんで生きているのですから、すでに述べた消耗をともないます。
したがって補給を必要としますが、そのタンパク質の補給は、すべて外界から食物としてとりいれるほかはありません。

 

ところで、食物として体内にとりいれたタンパク質は、すぐに前述の血液や筋肉などの成分になるのではありません。
体内でつくられる消化液にふくまれている酵素のはたらきによって、アミノ酸が分解され、腸管から吸収されると、肝臓で吸収したアミノ酸を素材として、からだの成分と等質のタンパク質につくりなおされます。
つまり、肉や魚や大豆のタンパク質を、人間のからだをつくるのに適したタンパク質に合成するわけです。
そのとき、ある稲類のタンパク質(必須アミノ酸)が必要量だげそろっていないと、からだの組織づくりに支障をきたします。

 

以上に述べたほか、タンパク質は、糖質や脂肪とおなじように、カロリー化されてエネルギーとなり、あるいは免疫体、ホルモン、酵素の材料となるなど、人体にとって欠くことのできない大切な栄養素です。

 

 

タンパク質の必要量

 

健康な人の一日に必要とするタンパク質の量は、総カロリーの13パーセントに相当するカロリーとされていますが、タンパク質の必要量は、労働の程度、年齢などによっても違います。
青少年期には、成長、発育が盛んで、エネルギーの消耗も激しいから、老人より多くのたんぱく質を取る必要があります。
ごく大雑把に計算して、一般の成人男性では一日70グラム以上、女性では60グラム以上のタンパク質を摂る必要があるとされています。
これは、体重1キログラムあたり、1〜1.5グラムの割合を必要基準とするものです。
この基準によって計算すると、体重60キロの人は、一日60〜90グラムのタンパク質を摂る必要があるということになります。

 

なお、タンパク質1グラムは4.1カロリーですから、一日80グラムのタンパク質を摂れば約320カロリーとなり、不足カロリーを糖質や脂肪で摂ることになります。
ところが日本人は、欧米人に比べて、一般的にタンパク質および脂肪の取り方が少なく、糖質の摂り方が多すぎると言われています。
しかし、日本人の食生活も近年では改善され、タンパク質や脂肪の摂取量も欧米人の水準に近付きつつあります。

 

 

 

タンパク質を多く含む食品

 

わたしたちが食物として摂っている各種食品のうち、タンパク質を多く含んでいる物は、動物性のものとしては肉類、魚介類、卵、牛乳および乳製品などがあり、肉や魚の加工品であるハム・ソーセージなども、動物性のタンパク質を多く含んでいます。
植物性のものでは、大豆およびその加工品、納豆、生揚げなどがあります。
米、麦、野菜などにも少量のタンパク質が含まれていますが、ほとんど問題になりません。
なお、タンパク質は種類が多く、しかも必須アミノ酸を一定量含んだものが体の組織を作るのに必要ですから、必須アミノ酸を含む良質のタンパク質食品を多く取ることが大切です。
この必須アミノ酸は、植物性のものより、動物性のもの、すなわち肉類、魚貝類などに多く含まれています。

 

 

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