肥満を防ぐ二つの方法

標準体重を大きく上まわって肥満しているということは、それだけ心臓の負担を大きくしているのですから、健康者であっても心臓の過労から心不全となるおそれがあります。
まして高血圧のある人は、その症状を重くするだけでなく、心臓血管系の障害をひきおこして、重大な症状をまねく危険さえあります。

 

そこで、高血圧のある人は、肥満を防ぎ、すでに肥満している人は休重をへらして、標準体重を保つようにすることが必要ですが、これには二つ
の方法が考えられます。一つは、運動などによって、からだの消費エネルギーを多くする方法、いま一つは体にとりいれるエネルギー源を制限する方法です。

 

 

運動によって体重をへらし、あるいは体重の増加を防ぐ方法は、有効ではあっても、減量の幅はあまり大きくありません。
たとえば、体重80キロの人が、体重をへらす目的で、毎日一時間散歩をしたとすると、そのために消耗するエネルギーは約260カロリーと計算されます。
これを体重の減量分に換算すると、40グラムに相当します。散歩のかわりにゴルフをして、その2倍のエネルギーを消耗したと仮定しても、減量は100グラムに達しません。
しかも、散歩のあとで牛乳を一本のんだり、ゴルフのあとでビールをのみ、料理をたべたとなれば、たちまち減量分を上まわる体重の回復、増加をもたらします。

 

このように、運動は体重をへらしますが、その減量の幅は小さく、カロリーをとることによってたちまち元にかえります。

 

そこで、いま一つの方法である、からだにとりいれるエネルギー源の制限、すなわちカロリーを制限することが必要となります。
しかも、カロリーを制限すれば、運動による体重の原料とはくらべものにならないほど、大幅の減量ができます。

 

ところが、カロリーを制限すれば、大幅に、しかも確実に体重をへらすことができるとわかってはいても、カロリー制限による減量ということは、口でいうほど簡単に実行できるものではありません。
それは、その人の長年にわたってつづいている食生活の習慣を変えることを意味しますから、意志のよわい人には大きな苦痛です。
しかし、高血圧の状態を改善し、長寿を保つためには、どうしてもカロリー制限が必要なのです。

 

 

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