食事療法を永続させるコツ

高血圧の食事療法は、カロリー制限、すなわち減食がつきものですが、これには多かれすくなかれ苦痛をともないますので、食事療法をはじめても、途中でやめてしまう人がいます。
高血圧者が食事療法をしないで、他の療法で治療しようと思っても、あまり効果はありません。

 

そこで、高血圧を改善し、長寿を保ちたいと思うなら、どうしても食事療法と取組まなければならないわけですが、工夫をすれば、あまり苦痛を感じないで、食事療法をつづけることができます。
そして、ある期間を経過すれば、まったく苦痛を感じないようになり、高血圧者であっても正常血圧者と変りのない活動をつづけることができるようになります。

 

これについては、栄養士から指導してもらうのがのぞましいのですが、次に食事療法を永続させるコッといったものを記しておきます。

 

 

 

栄養のバランス

 

高血圧の食事療法で、その人の一日所要カロリーは、標準体重に照らしてきめられますが、だいたい一日1500〜2000カロリーくらいと思ってよいでしょう。

 

この場合、所要カロリーをこえなければよいというものではなく、所要カロリーの範囲内で栄養のバランスを考えた献立をつくり、これにしたがって規則正しい食事をするということが大切です。
すなわち、タンパク質、糖質、脂肪の三大栄養治を必要とする量だけとり、ビタミンやミネラルも不足しないようにとらねばなりません。

 

総カロリーを制限しても、タンパク質は制限しないで、健康者とおなじ量をとる必要があります。
その量は、一ほ日60〜70グラムとされています。
これは、240〜280カロリーに相当する量です。
したがって、カロリーの制限は、タンパク質以外の栄養素、すなわち糖質および脂肪を制限することになります。
これは、タンパク質が、主としてからだの組織をつくる栄養素ですから、これを制限しますと、それだけ体力のマイナスが大きくなるからです。
一方、糖質や脂肪は、主として体内ではカロリーとして利用され、しかもとりすぎると肥満の原因となりますので、制限しなければならないわけです。
とくに脂肪は、タンパク質や糖質の二倍以上のカロリー価をもっていますので、一目30グラム以下に制限するのが普通です。
参考までに、カロリー価を比較すると、つぎのようになります。

 

  • タンパク質 1グラム:4.1カロリー
  • 脂糖 1グラム:4.1カロリー
  • 肪質 1グラム:9.3カロリー

 

 

 

 

野菜・果物を多くとる

 

野菜や果物は、ビタミン類やミネラルの補給源として大切な食品です。
野菜や果物にも、糖質を多くふくんだものがありますので、これについては制限が必要ですが、緑黄野菜や海草類は、あまりカロリー超過を心配しないでよく、ほとんど無制限にとることができます。
したがって、総カロリーの制限で空腹感になやまされるようなときは、緑黄野菜、海草、果物などをたべることによって、カロリー制限をまもりながら満腹感を味わうのに効果があります。

 

また、こんにゃく、かんてん、ところてんなども、容量にくらべてカロリー価が低く、満腹感を味わうのに滴した食品といえます。

 

 

 

よくかんで、ゆっくりたべる

 

食物は、よくかんで、ゆっくり食べるようにすれば、早く食べるのにくらべて、満腹感が大きく、消化にも良いとされています。
一回の食事には、なるべく20分間以上をかける習慣をつけたほうがいいでしょう。

 

 

 

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