高血圧と腎臓の関係

高血圧と腎臓とは、きわめて密接な関係のあることは、多くの学者によって証明されています。

 

たとえば、腎炎にかかったり、腎臓の動脈が硬化したりすると、高血圧が起こることや、腎臓から分泌されるレニンあるいはアンギオテンシンとよばれる物質が、血圧を高めるめるはたらきをすることが知られています。

 

また、高血圧が長年つづいていると、しばしば腎硬化症が起こり、慢性腎臓機能低下とよばれる状態を起こし、これが悪化すると、萎縮腎、尿毒症などの症状をあらわすといわれています。

 

このように、高血圧と腎臓とのあいだには、相互に原因となり、結果となる関係がみられ、腎臓の病気が原因となって高血圧のあらわれた状態を、腎臓性高血圧といっています。
このばあいの原因となる腎臓病としては、急性腎炎、慢性腎炎、腎孟炎、妊娠中毒症、腎臓結核などがあります。
まず、これらの腎臓病について述べ、それから高血圧症から起こる腎臓障害としての慢性腎臓機能低下、萎縮腎、尿毒症などをみてみましょう。

 

 

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高血圧による腎臓障害記事一覧

腎臓のの糸球体が、炎症性の変化を起こした状態で、急性糸球休腎炎ともいいます。腎臓病のなかでは、いちばん多くみられるものです。糸球体というのは、腎臓の皮質にあって、血液中の老廃物をろ過するはたらきをしていろ部分で、腎臓にはこの糸球体が、一側だけで100万〜150万個あります。ここに炎症がおこると、血液中の老廃物がうまく処理されないために、いろいろの症状をあらわします。急性腎炎は、小、中学生のころにか...

急性腎炎が治りきらないで慢性化するものもあり、最初から慢性腎炎の経過をとるものもあります。高血圧が長年つづいているばあいにみられるものは腎硬化症といわれるものですが、これも臨床的には慢性腎炎と同じです。治療はいずれも困難とされています。病気の型としては、高血圧だけが目立つもの、尿にタンパクと赤血球がみられるだけのものや、ネフローゼ型、すなわち、むくみとタンパク尿がみられるもの、腹水や胸水のたまるも...

腎孟は、腎臓でつくられる尿のあつまってくる部分で、尿はこの腎孟から輸尿管、膀胱、尿道と順路にしたがって体外へ出ます。この腎孟が炎症をおこした状態を腎孟炎といい、その状態がいつまでもつづいて腎臓にまで病気がすすみ、腎臓のはたらきがわるくなったものを、腎孟腎炎といいます。原因は、膀胱炎などの感染症から、菌が尿路づたいに侵入して腎孟に達し、炎症を起こしたものとされています。急性のものは、多く尿道炎をとも...

妊娠後半期に血圧が高くなってくるものを、後期妊娠中毒症といっています。これは、胎盤でつくられた特殊な物質が、腎臓ならびに血管系統を刺激して、血圧を高くするのだといわれています。妊娠すればだれでも起こすというものではありません。しかし、初産のときに妊娠中毒症を起こすと、その後の妊娠でもくりかえして起こります。また、一般には、お産がすめば自然に消えますが、なかには重症なものもあって、いろいろな障害をの...

結核菌が腎臓をおかして空洞をつくるもので、肺に結核がある場合に多く起こります。症状のばじめは、膀胱炎の症状がおこり、一進一退しながら、悪化します。尿の回数が多くなり、一目10〜20回にも及び、睡眠がとれないために衰弱します。また、尿は黄色くにごっていたものが、血尿をみるようになり、さらには赤ワイン色になった、血の塊がまじったりします。まれには腎臓に痛みがあったり、高熱を出したりもします。高血圧をき...

高血圧が長年つづいているうちに、腎臓の細動脈が硬化し、腎臓自体も硬くなって、その容積が縮小します。本態性高血圧症では、その末期には、このような腎硬化、萎縮腎が慢性症としてみられるようになります。また慢性腎炎の末期にもこの萎縮腎になります。腎臓が硬化して小さくなると、腎臓のはたらきはわるくなり、いろいろの障害があらわれてきます。血圧は異常に高くなったまま容易に下がりません。めまい、動悸、頭痛、不眠、...

萎縮腎の症状が悪化した場合にみられます。腎臓のはたらきが悪いために、体内に不要な老廃物がたまって、体外へ排泄されないので、だんだんに、いろいろの障害をあらわしてきます。最初の症状は一定していませんが、貧血があり疲労しやすく、食欲不振、はきげ、嘔吐、口の渇き、下痢、胃腸障害、ねむけ、頭痛などをうったえ、注意力を集中することができなくなりやせます。症状がすすむと、うわごとをいうようになり、興奮状態にな...