血液循環とは

血液が心臓から送りだされて全身をめぐり、ふたたび心臓にもどってくることを、血液循環といいます。

 

血液循環には、二種類あります。一つは、心臓の右心室から肺へ行き、ふたたび心臓へもどる循環で、これを小循環または肺循環とよんでいます。
これは肺で血液中に酸素をとりこみ、血液中の炭酸ガスをすてるための循環です。

 

いま一つは、心臓の左心室から送り出されて、大動脈を通り、全身のすみずみまで張りめぐらされている毛細血管に至り、ここで酸素をからだの各組織に供給し、組織から炭酸ガスなどの老廃物を受取り、こんどは静脈を通って心臓にもどってくる循環で、これを、大循環または体循環とよんでいます。

 

ところで、血圧というのは、血液が動脈を流れるとき、動脈血管の壁に及ぼす力のことで、この力は、心臓が収縮して血液を送り出すために加えられた圧力で、これは最高血圧を示します。
高血圧は、この力が標準以上に大きい状態、低血圧は標準以下に小さい状態です。

 

このように、高血圧は、血液循環にともなって起こる現象の一つであり、それは、心臓と血管 (動脈)および血液のうちどの部分かに異常に血
圧を高くする変化が起きていることを物語るものです。

 

そこで、高血圧に関する正しい理解を得るためには、血液循環のしくみ、心臓のはたらき、血液の構造などについて、ひととおり知っておく必要があるでしょう。

 

 

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