寒冷の対策

高血圧者にとって、冬の寒冷は大敵といえます。それは、寒冷にあうと、血管が収縮して血圧が上がそのために症状を悪化させる危険が大きくなるからです。

 

私たちの皮膚は、気温の変化に対して敏感に反応します。
寒冷にさらされると、体表面の細動脈が収縮して、その附近の血液の量を減らします。
また、毛孔も収縮して、発汗量を制限します。
以上の現象は、寒冷のために体温がうしなわれることを防ぐ、生理作用として起こるものです。

 

これに反して、夏は、体表面の細動脈が拡張し、毛孔も拡大します。入浴時も同様です。
これは、過熱のために体温が不必要に上昇することを防ぐ生理作用として起こることはいうまでもありません。
このばあいには、血圧は下がります。

 

 

このように、わたくしたちのからだは、外界の変化に対応するために、いろいろな生理作用を起こしますが、前述のように、寒冷は血圧を上げる刺激となりますので、高血圧者にとっては、警戒を要します。

 

厚生省の人口動態統計によると、高血圧による月別死亡率は、9月に最低を示し、1月と2月にその2倍の最高を記録しています。

 

そこで、高血圧の人は、冬の寒冷期には、健康者とちがった、特別の対策をたて、日常生活のうえで、寒冷から身をまもる工夫が必要となります。

 

対策の第一は、寒冷にさらされないことですが、これは戸外においてだけでなく、屋内の起居あるいは仕事場などでも、寒冷に対して細心の注意をはらうことが大切です。

 

たとえば、家の構造を部分的にでも変えるとか、暖房設備をよくすることなども、その対策の一つです。

 

また、からだの耐寒性を強くするために、乾布まさつ、冷水まさつなどをおこなって、皮膚を鍛練することも効果かおりますが、これは冬になってから急にはじめると、逆効果となるおそれもあります。

 

 

一般的な心得としては、つぎのような点に注意をする必要があります。

 

  1. 急に寒冷の場所に出入しないこと
  2. 洗面に冷水を用いることをさけ、温水を用いるようにする
  3. 外出時には、防寒に留意し、マスク、マフラー、手袋などを使用する
  4. 寝室や夜具の保温に工夫する
  5. 洗濯、掃除、炊事などで、急に冷水に手を入れたり、頭の位置を低くしすぎたりすることをさける

 

 

 

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