心臓の検査

高血圧は、血圧が標準より高い状態をいうのですから、ある人の血圧が正常か異常かを知ろうと思えば、血圧を計ってみるわけです。血圧を計って、標準より高ければ、はじめてその人は高血圧者であるということができます。

 

 

しかし、高血圧であるということだけで、その人を病人であるときめてしまうわけにはいかないのです。
もともと血圧は身体中に血液を送るために必要な高さをもっているわけですから、高血圧も考えようによっては生理的のもので、高血圧であることのほかは、からだのどの部分にも障害がなく、正常血圧者とすこしも変りがなく仕事をし、社会的な活動をしている人がすくなくないのです。

 

 

そこで、問題は、高血圧であるということは、どのような原因から起こっているのかということや、将来どのような障害を起こすことになるかということを見きわめ、必要な対策を立て、あるいは治療をおこなって健康を維持することにあるといえます。そのためには、いろいろな検査が必要となります。

 

高血圧症の検査の一つに、心臓の検査があります。
これは、高血圧と心臓のはたらきとが不可分の関係にあることから、当然のことです。

 

心臓のはたらきが正常かどうかを知る方法として、心電図検査が一般に採用されています。
これは、心臓が活動するとき電気現象が起こって、ミリボルト単位の弱い電流がからだの中を流れるので、これを特別の装置を使ってキャッチし、図表化する方法です。
すなわち、心筋活動の変化にともたって、身体内の電流分布も刻々に変化しますので、この電位差の時間的変動を、体表面の二点から拡大して記録するもので、その記録を心電図といっています。

 

 

心臓が規則正しくはたらいているのは、心臓の静脈洞から心筋を収縮させる刺激が、規則正しく発生して、これが刺激伝導路をつたわって心室の筋に伝達され、心室が収縮するというしくみになっているのです。

 

 

このばあい、刺激の起こり方今、刺激の伝わり方が不規則であると、心臓の働きも不規則となりますから、脈縛がみだれ、いわゆる不整脈となります。
心電図はこれを記録して、刺激をつたえる系路のどの部分に故障があるかを示します。

 

また、心筋梗塞があるような場合にも、心電図は正常な心臓ではみられない状態を記録しますから、これによって、障害のある部位や範囲がわかり、必要な処置をするのに役立ちます。

 

 

さらに、これらの症状の経過を追って、心電図桧査をくりかえしおこなえば、その時点における最も必要な治療を適切にほどこすことができますので、その効果も大きいといえます。

 

 

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