本態性高血圧

原因不明で、からだに特別の異常がないのに、血圧が標準より高い状態を、本態性高血圧といいます。

 

一般に高血圧とよんでいるものの大部分が、この本態性高血圧であって、60歳以下の高血圧患者の90パーセントをしめています。

 

本態性高血圧は、原因不明の高血圧ですが、メンデルの法則にいう、優性遺伝をすることがほぼ確実とみられています。ただ、人間の遺伝は、オシロイバナのように単純ではなく、複雑な因子をふくんでいます。

 

すなわち、両親が高血圧である場合には、その子の約半数が高血圧となり、片親が高血圧であるものは、その子の約四分の一が高血圧であることが、統計で示されています。

 

一方、両親ともに正常血圧である場合には、外国の統計では、高血圧者はわずかに3パーセントであると報告されています。

 

血圧は、年齢とともに高くなる傾向をもってい
るものですが、高血圧の体質の遺伝をうけた者は、比較的に早い時期から血圧が高くなり、遺伝因子のない者は、老年になってから血圧が高くなると考えられています。

 

もっとも、遺伝因子のない者でも、ほかに高血圧を誘発する原因、たとえば腎臓や血管の病気などがあれば、体質の遺伝とは関係なしに、若いうちから高血圧となることがあり、これを続発性高血圧とよんでいます。

 

本態性高血圧は、血圧が標準より高いということ以外には、からだに特別の異常がないことから、これを病気の一種であるとすることについては、意見がないわけではありません。
しかし、原因らしいものがないまま高血圧があらわれはじめのころには、なんの障害もなかった人でも、終りのころには、あきらかに病気の形をとってきます。脳出血や心臓喘息をひきおこさないまでも、からだのいろいろな部分に、高血圧特有の変化がみられるようになりますので、やはり病気の一種であるとして、その治療をおこなうのが賢明でしょう。

DHA&EPAで血液をサラサラにして高血圧を改善

本態性高血圧関連ページ

続発性高血圧
この高血圧は、腎臓が原因で血圧があがります。その他の要因についても解説します。