言語障害を改善する訓練

脳卒中では、言語障害をともなうことが多いのです。
これは、脳の出血または軟化によって、太脳の言語中枢がおかされ、その機能がわるくなったことによります。

 

脳卒中における言語障害は失語症と、構語障害とに大別できます。
また、失語症を感覚性の失語症と運動性の失語症とに分け、構語障害を運動性の失語症にふくめる分け方もあります。

 

 

言語機能は、生理学的には、大脳皮質の言語野とよばれる領域でいとなまれます。
そのしくみを簡単に説明すると、言葉を話すのには、まず相手の言葉を聞きわけてその意味を理解し、この理解にもとづいて、自分が相手につたえようとする考えを発想し、その発想内容を言葉として組み立て、これを発声器官の筋肉の統合的はたらきで声の連鎖につくりあげます。

 

言語は、以上のような複雑なしくみによってうまれるものですが、このような働きをいとなんでいる言語の中枢は利き腕と反対側、たとえば右利きの人で左側の大脳皮質にあります。

 

大脳皮質の働きのうち、言葉を理解するはたらきのいと営まれている領域を、感覚性言語野、言葉を話すための筋肉運動の統合を営んでいる領域を運動性言語野とよんでいます。

 

このほか、大脳皮質には、視覚野、聴覚野などがあって、それぞれのふ領域に属する働きをいとなみ、さらに連合野とよばれる領域があって、これらの連絡のはたらきをするというように、複雑精巧を極めています。

 

 

このような大脳皮質の角分野のうち、感覚性言語野がこわされると、相子の声は聞こえるがその意味を理解することができなくなります。したが
って、答える言葉がうまれてきません。
また、自分の話す言葉も、なにを詰しているのか、自分ではまるでわかっていないのです。いわゆる、うわごとを口にしているだけのものです。
感覚性失語症では、このような状熊がみられます。

 

 

これに対して、運動性言語野がこわされると、言葉を発するに必要な筋内はマヒしていないから、声は出ますが、その声を言葉として組立てる
ことはできません。したがって、言葉を話すことができません。
このよう状態は、運動性失語症とよばれています。

 

これらの失語症とちがって言葉を発するに必用な、のどや舌などの発語筋がマヒして言葉を明瞭に発音できない状態が構語障害といわれるものです。

 

脳卒中では、これらら言語障害が、ある人は単一の形で、ある人は重榎した形でみられます。
人によって、障害の程度に軽重のあることは言うまでもありません。

 

これらの言語障害は、訓練によって、ある程度までその機能を回復することができます。
そのための訓練は、手足の運動の訓練時期とは関係なく、早くから開始してさしつかえありません。

 

訓練の方法は、障害の程度に応じて、工夫が必要です。
患者自身が、舌を自由に動かして正確な発音ができるように、くりかえし訓練することは効果があります。
その発音の正確さを、家族の人に聞いてもらって、舌の動かし方を工夫し、練習するということも必要です。

 

また、失語症がひどくて、言葉の意味を理解することができないばあいには、外国語の学習を始めるばあいとおなじ要領で、単語の一つ一つの
発音とその意味を教え、つぎに言葉の組立てとその意味を教えるというように、根気よく訓練をつづけるほかありません。

 

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