高血圧と心臓のはたらき

高血圧は、動脈のなかを流れる血液の圧力が大きい状態ですが、血液の圧力が大きいのは、心臓が強い力で血液を動脈へ送りだしているからです。

 

これに対して、動脈血管も、血圧に対抗できるだけの強さをもっていなければならないことはいうまでもありません。

 

例えば、脳内の細い動脈が硬化してもろくなり、血圧と対抗できなくなると、破れて脳出血をひきおこします。

 

このように、血圧と動脈とは、互いに対抗しあう関係にあり、血圧が高くなれば、動脈もこれに対抗して緊張の度を増します。動脈末梢の細動脈の硬化があれば血圧が高くなり、高血圧がつづくと動脈硬化が進行します。

 

それが原因でいろいろな障害を起こすことは容易に想像できることですが、現実には、それが症状として自覚されるようになるには長い年月がかかります。

 

そのため、高血圧者のなかには、自分が高血圧であることさえ知らず、たまたま集団検診や、ほかの病気の診断を求めて、高血圧を発見する例がすくなくありません。

 

しかし、症状を自覚できるという人もいます。

 

血圧が高いなりに落ちついているときはそうではないのですが、それ以上に高く、あるいは低くなるときには、いろいろの症状が起きて、自分の血圧の変動を自覚できるというのです。

 

たとえば、つぎのような症状が、その例とされています。

 

  1. 頭が重い
  2. 頭が痛い
  3. のぼせる
  4. 肩がこる
  5. めまいがする
  6. 耳なりがする
  7. 胸がドキドキする
  8. 手足がしびれる

 

しかし、これらの症状が、高血圧のために起きたものであるかどうかぱ、疑問です。低血圧のときにも、これと似た症状を自覚することがあり、また、片頭痛のような頭痛もち、貧血、更年期などで、からだの調子がわるくて起こっていることもあります。

 

 

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