嘔吐の処置

脳卒中では、しばしば嘔吐をともなう例が見られます。
この嘔吐は出血が多量であるばあいなどにみられ、重症であることを示すものです。

 

患者が嘔吐を起こしたときは、完全にはきだしてしまうことができないで、口中にのこっているものを、ふたたびのみこむことかあります。
このばあいに、食道へ行かないで、気管にはいりこみ、呼吸ができなくなって窒息するおそれがあります。窒息しないまでも、呼吸困難をまねくばかりでなく、肺炎などを起こして容態を悪化させ死亡の原因となります。

 

そこで、患者が嘔吐をはじめたときは、顔を横に向けて、吐きだしやすい状態にしてやります。
なお、嘔吐がつづいているとき、患者のからだを動かすのは禁物です。
動かすと、嘔吐はなおひどくなり、胃の内容物て窒息したり、これを気管内に吸引して致死的肺炎を起こすことになります。

 

患者のはいたものが、口中にのこっているときは、割りばしと脱脂綿を用いて、口中をしずかにふいてやります。

 

患者の排便

排便、排尿および止血は、脳卒中の有効な処置です。
これは医師がそのときの状況に応じて指示しますので、それにしたがいます。

 

なお、発作をおこしたさい、便や尿を失禁する例が多いので、おむつが入用です。
患者は自分で便や尿の始末をすることができませんから、まわりの人が、その世話をしてやらねばなりません。
新生児をあつかうばあいの要領で、おむつをあて、その始末をしてやります。

 

出血がとまり、小康状態となってからは、局部をぬるま湯でふいて、清潔にしてやります。
夏はシッカロールをたたいて、乾いたおむつをあてておきます。

 

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