床ずれの防止

脳卒中で倒れた場合には、軽くても1〜3ヶ月は病床で暮らすことになります。
しかも、半身不随で自由にからだを動かすことができませんので、おなじ姿勢で寝ていなければなりません。
そのため、体重のかかる側の皮膚に、床ずれができます。

 

 

最初は、皮膚が赤らむ程度の症状ですが、ひどくなると化膿したり、敗血症を起こしたりしますので、軽視は禁物です。

 

これを予防するために、発作でたおれてから数日たったころ、出血がおさまるのを待って、患者の体位を変えてやります。
これには、多少の要領がいります。すなわち、一人では無理ですから、二人がかりで、患者のからだを動かすのが無難です。

 

 

まず、座ぶとんを二つ折りにして、患者の布団の下に側方から入れて患者を仰向けの姿勢から横向けにします。
ついで、また仰向け、それから反対のほうに横に向けるというように、三様の姿勢を、数時間おきに変えてやります。
これは床ずれを防ぐばかりでなく、安静にしているため起こる肺炎の予防にもなるわけです。

 

寝具の不適当なものを用いることも、床ずれの原因になります。
ふとんは、やおらかくて軽いものがよく、敷きぷとんは、下にマットレスをいれるか、または二枚重ねとし、敷布のしわもよくのばして寝かさないと、床ずれができます。
寝巻のしわ、かたい縫い目、帯なども、床ずれの原因をつくりますので、注意を要します。

 

からだがよごれていることも、床ずれをできやすくしますので、患者のからだの清拭を怠らないことも大切です。

 

なお、床ずれができたら、早いうちに手当をします。
床ずれができやすい個所は、腰、肩、かかとなどです。これらの個所が赤くなっているのを発見したら、手のひらに消毒用アルコールをのばして、床ずれのあるあたりをマッサージしてやり、そのあとに、パウダーを軽くたたいておきます。

 

床ずれがひどく、表皮がはがれて、くずれができたときは、そのまわりのよごれをオリーブ油かアルコールでふきとり、亜鉛華軟膏をぬり、その上にガーゼをあて、さらに円座のようなものを用いて、床ずれのところに体重がかからないように工夫します。

 

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