予後と治療

低血圧者は、高血圧者にくらべると、長寿を保つ例が多いといわれています。
これは、低血圧は高血圧にくらべて動脈系統の負担が軽く、動脈硬化症をひきおこすことも少ないことによるといわれています。

 

しかし、低血圧者のなかには、細菌感染に対する抵抗力が弱かったり、また、心不全を起こしやすい人もすくなくないので、低血圧の傾向をもっている人は、必要な治療をおこなうとともに、日常生活に関する注意を怠らないようにすることが肝要です。

 

低血圧症の治療としては、一般的な治療と、特殊な治療とかあり宜すが、低血圧をなくすることがかならずしも良い結果をもたらすとはかぎりません。
というのは、低血圧の人でも、ある年齢をすぎると、高血圧になる例がめずらしくないからです。
多少の自覚症状があっても、日常生活に大きな支障がなければ、むしろ低血圧の状態をつづけるのが、長寿につながるともいえます。

 

 

 

一般的な治療

 

身体を強くするために、適当た運動を日課にとりいれます。
これは、内外の環境の変化に対する反射的な順応、すなわち反応機能をよくするために必要です。

 

低血圧者の運動は、自分の体力に応じて、独自のペースでおこなうことが大切です。
体位をなるべく大きく転換させる動作、たとえば逆立ち、トンボ返り、上半身の大ぶりの回転などを組み合わせた体操をおこなうのが有効です。
ただし、体操はかならず準備運動からはじめ、運動の内容および運動量も、はじめから欲ばらないで、漸進的に多くしていくようにします。

 

皮膚か強くするために、乾布摩擦や、冷水摩擦をつづけるのも効果があります。
この場合にも、夏からはじめると、冬でもあまり苦痛を感じないでおこなうことができます。

 

食事の面では、ビタミン類を十分にとり、比較的にタンパク質の多い食品を多くとるようにこころがけます。

 

 

 

 

薬物療法

 

血圧を高くするクスリとして、カルニゲンや、エフェドリン系統のものかおり、これを服用していれば、いくらか血圧は高くなりますが、低血圧
が全治するというものではありません。
薬の作用で血管の収縮をうながし、それによって血圧を高めるのですから、低血圧症がとくにひどいとき、一時的に血圧を上げるのに役立ちます。

 

 

 

 

炭酸ガス吸引療法

 

血液中の炭酸ガス濃度が高くなれば、血液は酸性に傾むきます。
このことは、延髄の交感神経中枢を強く刺激することになりますので、炭酸ガスを吸うと、血圧が上がります。

 

したがって、毎日あるいはときどき、炭酸ガスを吸うことをつづけていると、しだいに細動脈の緊張が強くなって、低血圧が解消する例があります。
炭酸ガス吸引は、とくに炭酸ガスそのものを吸わなくても、呼吸をとめておれば、体内の炭酸ガス濃度が高くなりますから、これを何回かくりかえすことによって、細動脈の緊張を強くする効果があります。

 

 

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