高血圧と年齢の関係

高血圧は、ガンや糖尿病などとならんで、成人病の一つとされ40歳から54までのあいだに最も多く発病することが統計で示されています。

 

しかし、近年になって、その年齢の範囲がひろがり、20歳前後で高血圧のあらわれている人がだんだんふえてきています。

 

たとえば、事業所の集団検診の結果をみると、最高血圧140mmHg、最低血圧90mmHgを基準にして、これを越えている者は、

 

  • 20歳未満の者では1〜2パーセント
  • 20歳〜29歳の者では2〜5パーセント
  • 30歳〜39歳では5〜10パーセント
  • 40歳〜49歳の者では10〜20パーセント
  • 50歳〜59歳の者では20〜30パーセント

 

というように、年齢がすすむにともなって、高血圧者も多くなることを示していますが、その比率は低いとはいえ、20歳未満および30歳未満で早くも高血圧をあらわしている人がいるということは、注目を要する現象です。

 

というのは、血圧は本来、年齢が高くなれば、それに比例して高くなり、その人の年齢に90を加えた数値であれば正常とされているものですから、60歳の人が前述の最高血圧140mmHgという基準をこえて150mmHgであったとしても、その差はわずかに10ミリですから、ほとんど問題になりません。
しかし、20歳の人が150mmHgであるとすれば、20プラス90は110となり、正常値よりも40mmHg高いことになりますから、おなじように高血圧であるといっても、その内容は非常にちがっていて、あきらかに病的であることがわかります。

 

 

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