若い人の本態性高血圧

腎臓その他の病気が原因となって、高血圧症をひきおこしたものを、二次性または続発性の高血圧といい、原因となる病気がないか、または原因不明のまま高血圧症のあらわれたものを、本態性または一次性あるいは原発性の高血圧とよんでいますが、若い人のなかにも、この本態性高血圧が、約1〜4パーセントの割合で発見されています。

 

 

若い人の本態性高血圧は、40歳をすぎて発病する本感性高血圧とは、多少その性質がちがっていますが、やがては成人病としての一般的な本感性高血圧症へ移っていくものと考えられています。

 

若い人の本態性高血圧の多くは、最高140〜160mmHg、最低80〜90mmHgの血圧値を示します。

 

また、高血圧であっても、静かにベッドについていると、最高血圧は標準の血圧まで下がってしまう例が約半数あると報告されています。最低血圧についても同様です。しかも、血圧が高いということのほかには病気らしいものはなく、脳の血液の流れや、心臓および腎臓のはたらきも、健康者とまったく変りがないといわれています。

 

したがって、20歳代や30歳代の前期に、最高血圧が170mmHgをこえ、最低血圧も100mmHg以上であるような人は、本態性高血圧ではなく、ほかに原因となる病気があって起こった二次性高血圧をうたがってみる必要があるでしょう。

 

ところで、若い人の本態性高血圧では、35歳をすぎるころになると、それまで健康者と変りのなかった脳の細動脈が細くちぢみ、血液の流れの
抵抗が大きくなり、心臓や腎臓のはたらきも、健康者よりややおとってきます。つまり、成人病としての本態性高血圧症のきざしが見えはじめます。

 

なお、本態性高血圧は、一般に良性のものが多いのですが、若い人のばあいには、いちおう本態性高血圧と考えられるものでも、原囚のわからない二次性高血圧であるかもしれないのであり、その原因のいかんによっては、悪性高血圧症の経過をとるようになるかもしれませんので、いろいろの検査をしてまったく高血圧の原因がないと診断されるまでは、警戒を怠ってはなりません。

 

 

 

 

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