血液の構成

血液は、血漿と血球から構成されており体内では液状をしていて、凝固しませんが、血管外へ出ると凝固します。
これは、血漿が血清と繊維素原を成分としていて、このうちの繊維素原が外に出ると、繊維素とよばれる水に溶けない物質にかわるからです。

 

また、血液は、赤血球、白血球、血小板の三つの有形成分を含んでいます。
したがって血液は、液体成分に有形成分を浮かべて血管内を流れているわけです。

 

血管を出た血液を、ガラス製の容器にいれておくと、6〜10秒後にはゼリー状の赤黒いかたまりに変ります。

 

これを血餅といいます。
この血餅をそのままにしておくと、透明な液がにじみ出し、血餅は小さくかたまって固くなります。
この退縮したかたまりを血塊、にじみ出た透明な液を血清といいます。血液によって運ばれる栄養物は、この血清のなかにあり、また、免疫体も血清のなかにあるので、ジフテリアの予防などには、免疫体をふくむ血清注射がおこなわれています。

 

なお、血清の大部分は水ですが、そのなかにコロイド状のタンパク質と、約8.5パーセントの割合の塩類、そのほか脂肪、ブドウ糖などをふくんでおり、また、尿素などの老廃物もふくんでいます。

 

 

 

赤血球

 

血液の有形成分の一つである赤血球は、核のない円板状の細胞で、一つ一つ遊離して存在し、酸素とむすびついてこれを組織に連びます。通常、二立方ミリの血液中に約500万個の赤血球が存在します。

 

赤血球は主として骨髄でっくられ、前述のように酸素を巡んだのち老廃したものは肝臓や牌臓などでこわされます。

 

血液が赤色をしているのは、その中に多数の赤血球が存在しているからです。
すなわち、赤血球はヘモグロビンとよばれる血色素をふくんでいて、この血色素が酸素とむすびついているときは赤く、炭酸ガスともむすびついているときは赤黒くなっているのです。

 

造血臓器の病気、出血、悪性貧血、急性伝染病などのばあいには、赤血球の数が減ります。
反対に、酸素の不足している高所や、造血臓器の病気などが原因となって、赤血球がふえることもあります。

 

 

白血球

 

赤血球には核がありませんが、白血球は核のある無色の遊離細胞で、赤血球より大きく、一立方ミリの血液中に、約6千〜8千個くらい存在します。
これは、わたくしたちのからだを、細菌などの侵入からまもるはたらきをします。

 

白血球は、アメーバのように常に形を変えて運動し、あるいは毛細管の外へはい出て、偽足をのばして細菌をつかまえ、これを消化します。
これを、白血球の喰食作用といっています。

 

この白血球は、骨髄およびリンパ腺でつくられます。
顕微鏡で見ると、形や樹造のちがった6種類がありますが、いずれも白血球とよばれています。

 

からだのどの部分かに化膿の病巣があるときは、血液中の白血球がふえます。
このことから、虫垂炎の診断などでは、白血球検査をおこなうのです。
また、腸チフスやハシカなどの病気では、白血球が減ります。

 

 

血小板

 

血小板は、栓球ともよばれ、赤血球より小形の不定形の細胞で、一立方ミリの血液中に、約25万個くらい存在します。

 

この血小板は、血液が血管の外へ出ると、これを凝固させるはたらきをします。

 

 

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