肥満を防ぐ食物のとり方をする

やせ型の人にも動脈硬化症はみられますが、多くは、肥満している人にみられます。
肥満は、体質にもよりますが、カロリーの摂りすぎが主な原因であるとされています。

 

カロリーを制限した食餌をつづけておれば、体重が確実に減ることがこれを証明しています。

 

しかし、食物をまったくとらないでいるわけにはいきません。
食物をとらなければ、生命を保つことができなくなりますから、日常生活や、社会活動をいとなむために必要なエネルギーを確保するだけの栄養素は、毎日これをとる必要があります。
ただ、必要以上に栄養をとると、カロリー化されない余分の栄養素が、体内で脂肪化されて蓄積し、肥満の状態をつくりあげるというわけです。
肥満が心臓の負担を大きくし、健康上好ましくない状態であることはいうまでもありません。

 

そこで、健康を保つためには、肥満しないで、しかも十分に活動できるような身体的条件が要求されるのですが、その一つとして、標準体重を保つことがあげられます。
これは、標準体重(kg)=〔身長(cm)−100〕×0.9の式で求めた値を大体の基準とすればよいわけです。

 

ところで、日本人の成人の一目の所要カロリーは、2500カロリーを標準としています。
しかし、おなじ成人であっても、年令、性別、体重、運動量、健康状態など、それぞれ条件がちがっているのですから、各人の一目所要カロリーも、当然にちがってきます。
たとえば、20歳前後の青年で、激しいスポーツや労働をする人は、一日4000カロリー以上もとらねばならないといわれています。

 

これに対して、40歳を過ぎて、老年期に向かう人は、その運動量も青年者よりすくないのですから、所要カロリーもすくないのが当然です。60歳をすぎてからは、一日2000〜2200カロリーで十分とされています。

 

ところが、現実には、40歳をすぎても食欲がさかんで、50歳、60歳になっても、青年者とあまり差のないカロリーをとっている人がすくなくありません。
これでは、その運動量にくらべてカロリーをとりすぎていることになりますので、肥満してきます。同時に、血清コレステロールの量もふえ、動脈硬化をうながすことになります。

 

 

 

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